秋、国内各地の契約栽培農家や米屋から厳選された酒米が精米され英君に届きます。
そして酒造りのシーズンが始まります。
昔からよい酒を造るためには、「一麹、二酛(もと)、三醪(造り)」と言われています。
それには、米粒に付着している糠を洗い流す事と、米粒が吸い込む水分量、つまり原料処理が大きなポイントとなります。
英君では5kgに小分けしたお米を、2つの異なる洗米機を併用し毎分300Lの水を使用し糠を流し、そして厳密に吸水量をコントロールしながら、目標とする酒質に合わせる原料処理を行っています。
一見機械に蔵人が使われている様にも見えますが、気温・水温・白米水分・浸漬率など重要なところは蔵人の知識と経験が必要とされます。